【作例レビュー】オリンパスPEN EE-3の作例を紹介!
こんにちは!
Apple&カメラ大好き大学生のせぐです!
前回はオリンパスのハーフ判フィルムカメラであるPEN EE-3をご紹介しました。
今回は、このPEN EE-3で撮った作例をご紹介しようと思います!
オリンパス PEN EE-3で撮った作例
それでは早速、作例を紹介していきます!
今回の作例は全てこのフィルムで撮影しました。
なお、作例は全て縦構図となっています。
これはハーフサイズカメラは普通に構えると縦構図になるためです。
夏の一コマ
1枚目の作例は今年の夏に撮ったスナップです。
オリンパス PEN EE-3は自動露出カメラであり、シャッタースピードは1/40か1/200の二速のどちらか、絞りはf3.5からf22のどれかが明るさに応じて自動で決まります。
そのため一枚目の作例のような明るい屋外では絞り込まれ、被写界深度が深くなります。
こうすることで、フォーカスが3.5m先で固定されているにもかかわらず、ピントの合ったシャープな画像を得ることができます。
建造物と青空
2枚目の作例も明るい屋外で撮影したものになります。
モルトが劣化しているからか、右側と上部に光線漏れが認められます。
建物の描写を見てみると、フルサイズと比べて半分の大きさに記録するハーフサイズカメラであるにもかかわらず、フルサイズに匹敵するシャープネスを感じさせます。
明るい屋外での撮影のためかなり絞り込まれていると思いますが、この解像感には目を見張るものがあります。
レインボータワー
引き続き屋外での作例です。
現在、解体工事が始まった新潟のランドマーク、レインボータワーです。
解体前に記録したいと思い撮影してきました。
こちらも、フィルム上、しかもハーフサイズでここまで緻密に記録できるのかと感嘆せざるを得ない写りです。
オリンパスの設計者でありOMシリーズなどを手がけた米谷さんは「プロがサブとしてこのカメラを使えるように」という目標でPENを設計したそうですが、それにも納得の写りです。
おそるべしZUIKOレンズの解像力。
電車の中
続いての作例は知る人ぞ知る国鉄王国新潟の電車です。
来年で115系の運用は無くなるんですかね...。
さて今度は少し暗いところで撮影した作例です。
正確な絞りはわかりませんが、f8.0くらいではないかと思われます。
絞っているおかげで被写界深度を稼ぐことができ、奥の優先席までピントが合っています。
よく見るとシートの生地の模様まで写し取っており、解像感の高さに驚きます。
大学の階段
続いての作例はさらに暗くなり、おそらくf3.5で撮影した作例です。
PEN EE-3は3.5m先にフォーカスが固定されているため、手前の階段付近にピントが合っています。
踊り場の手すりは若干ぼやけており、ピントがあっていないように見えます。
とは言うものの、絞り開放でこれくらいシャキッとした描写をすることからも、ZUIKOレンズの優秀さが伺い知れます。
大学の廊下
続いての作例も絞り開放で撮影した作例になります。
左右のロッカーにピントが合っており、奥の窓のあたりはボケています。
ピントの合っている部分は線がビシッと描かれています。
いやー、本当に素晴らしい描写力ですねw
ハーフサイズにもかかわらず、フルサイズに匹敵する、いやフルサイズをも超える描写と言っても過言ではありません。
夕焼け
最後にご紹介しますのは夕焼けの作例です。
夕日の明るさにより、結構絞りこまれています。
今までの作例では、描写の緻密さや解像感に注目してきましたが、最後の作例では色再現性に注目したいと思います。
夕日付近のオレンジ色から空の上のブルーまでのグラデーションを見る限り、かなり綺麗に色を再現できていると感じます。
この日はとても美しい夕焼けでしたが、目で見た美しさをそのまま記録することができました。
まとめ
今回はオリンパスのハーフサイズカメラ PEN EE−3の作例をご紹介しました。
通常の35mmフィルムの半分の大きさに記録するにもかかわらずここまで精細な写真が残せるのは、オリンパスが誇るZUIKOレンズの性能の高さのおかげですね。
しかしこのPEN EE-3ですが、残念ながら状態のいいものは少なくなってきています。
特に、レンズにカビやクモリ、ゴミが混入している場合には、白くモヤっとした写真になったり、解像感がなくいまいちシャキッとしない写真になったりします。
ZUIKOレンズの性能の高さを味わうためにも、きちんとしたところで整備済みのカメラを買うか、きちんと整備してもらうのがオススメです。
かくいう私は自分で分解してカビを取ったので、機械いじりが好きな人は自己責任のもと整備することもできます。が、あくまで自己責任で。
ということでPEN EE-3の作例紹介でした!
それではまた!
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