せぐガジェット

Apple製品やカメラが好きな大学生のブログ。自分の好きなものや興味のあることを紹介します。

オリンパス PEN EE-3 を手に入れた。

みなさんこんにちは!
Apple&カメラ大好き大学生のせぐです!

 

最近は大学の方が忙しく、更新が滞っていました。頑張って更新しないとですね...。

 

さて!今回は先日手に入れたオリンパスのハーフサイズカメラ PEN EE-3をレビューします!

 

オリンパス pen ee-3

 

ハーフサイズカメラ

ハーフサイズカメラって?

カメラの紹介の前に、ハーフサイズカメラについて説明しましょう。

 

普通のフィルムカメラでは、35mmフィルムというフィルムを使って写真を撮ります。「写ルンです」もこのフィルムを使っています。

 

それに対して「ハーフサイズカメラ」は、35mmフィルムの一コマ分を半分に分けて、35mmのフルサイズと比べて2倍の枚数の写真を撮ることができるカメラです。

 

ハーフサイズ フィルム

(こちらの画像は Sunrise Camera様 よりお借りしました。)

 

このように、フルサイズの35mmフィルムを半分にしたハーフサイズは、カメラを普通に構えた時の構図が縦になります。

 

そのため、スマホiPhoneの縦長のカメラに慣れている人はハーフサイズカメラも使いやすいと思います!

 

少し専門的な話になりますが、このハーフサイズの大きさはデジタルカメラAPS-Cサイズの撮影素子の大きさとほぼ同じ大きさになります。

 

なので、APS-Cカメラと同じく、レンズの焦点距離をほぼ1.5倍した画角がハーフサイズカメラの画角となります。

 

フルサイズと比べて広角には弱く、ハーフサイズカメラはフルサイズ換算で40mm程度のカメラが多い印象です。

 

オリンパス PEN EE-3について

PEN EEシリーズとOM-1

実は、オリンパスがハーフサイズカメラを発売したのには理由がありました。

この話には、オリンパスのカメラ開発者である米谷さんが関わっています。

 

かつてオリンパスOM-1という小型の一眼レフカメラで成功を収めました。

 

オリンパス om-1

 

しかしそれでも当時のカメラは、カメラの知識がなければ撮影は難しいものでした。

 

その状況を変えるべく、米谷さんは女性でも難しい操作なしに撮影できるカメラを開発しました。

 

それがオリンパスのPEN EEシリーズになります。

 

オリンパス pen ee

(貼革の色がグレーです。PEN EEシリーズは代によって貼革の色が異なります。)

 

私が手に入れたPEN EE-3は、このPEN EEシリーズの3代目になります。

代による細かな違いなどは他の方の解説に任せて、このPEN EE-3が優れていると思った点や、使い勝手を紹介したいと思います。

外観レビュー

それでは最初に外観を紹介します。

【正面】 

オリンパス pen ee-3

 

こちらが正面です。

3代目なので貼革は黒になっています。

 

レンズの周りのセレン光電池が特徴です。
セレン光電池は光を当てると発電する電池です。

 

そのため、このカメラは乾電池やボタン電池がなくても自動露出が実現されています。

【背面】

オリンパス pen ee-3

 

続いてこちらが背面です。

 

背面にはファインダーと巻き上げダイヤルしかありません。

シンプルで美しいです。

【軍幹部】

オリンパス pen ee-3

 

最後に軍幹部です。

 

こちらは左から「フィルム巻き取りノブ」「アクセサリーシュー」「シャッターボタン」「フィルムカウンター」があります。

 

フィルムカウンターの縁取りやガラスの質感もよく、コンパクトながらしっかりとした作りとなっています。

 

このカチッとした高級感は、現代のコンパクトカメラではなかなか味わえません。

 

PEN EE-3の使い方

次にPEN EE-3の使い方を説明します。

 

フィルムを装填したら、レンズ部分を回してフィルムの感度を設定します。

 

以上です。

 

このカメラには特に難しい使い方はなく、米谷さんの「誰でも簡単に」というコンセプトが実現されています。

 

では、なぜこれだけで写真が撮れるのでしょうか?

 

PEN EE-3の露出

このカメラの撮影モードはプログラムオートのみです。

 

シャッターを押すだけで、絞りとシャッタースピードを自動的に調整してくれます。

 

これはレンズの周りについたセレン光電池(ソーラー電池)を使って実現しており、ボタン電池や乾電池は使いません。

 

そのため、このカメラは電池なしで自動露出を実現しているのです。

 

電気に支配されたカメラに慣れていると、バッテリーがないのに自動露出を実現しているこのカメラが魔法のカメラに見えます。

 

PEN EE-3の使い勝手

さてそんな電池を使っていないPEN EE-3ですが、このカメラ、かなり使いやすいカメラとなっています。

 

基本的にはボタンを押すだけでカメラが調節してくれるので、ネガフィルムを入れておけば何も心配することなく写真が撮れます。

 

ただし、一眼レフではないのでファインダー像はレンズの光軸とずれており、パララックスがあります。

 

そのため近接撮影では気を使いますが、このカメラのレンズはフォーカスが3.2〜4mに固定されているため、あまり寄れません。(寄ってもボケます)

 

手軽に持ち歩けるサイズということもあり、視界に入った景色を何も考えずに切り取る、お写んぽやスナップ撮影に向いたカメラと言えるでしょう。

 

フィルムも35mmフィルムの2倍の枚数を撮影できるので、手軽にパシャパシャ撮るのに向いています。

 

36枚撮りのフィルムなら72枚も撮れますからね!

 

まとめ

オリンパスのハーフサイズカメラ PEN EE-3 を紹介しました。

 

このカメラを手に入れたことで、手軽に持ち運べて、フィルムでもたくさん写真が撮れるハーフサイズカメラにハマりました。

 

どこにでも持ち運べてシャッターを押すだけで撮れるこのカメラは、現代でも色褪せない魅力を持っています。

 

現代でいうとリコーのGRに近い感覚でしょうか?

 

手のひらに収まる感覚のフィルムカメラ、日常的なスナップや大切な人との思い出をいつでも記録できて大変オススメです。

 

もし写真好きでこのカメラを手に入れる機会があれば、ぜひ一度、楽しんでほしいと思います。

 

それでは!

 

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