せぐガジェット

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【レンズレビュー】安くても使える望遠レンズ!フジフイルム XC50-230mm F4.5-6.7 をレビュー!

こんにちは!

Apple&カメラ大好き大学生のせぐです!

 

就活などで忙しく、更新が滞っておりました。

 

今回は、富士フィルムXマウントで最安の望遠ズームレンズ XC50-230mm F4.5-6.7をレビューしようと思います!

 

このレンズ、一番安いと思って侮るなかれ!ピント面のシャープさとボケの柔らかさがすごいレンズなのです!

 

フジフイルム XC50-230mm F4.5-6.7について

 

このXC50-230mm F4.5-6.7というレンズは、富士フイルムが販売するミラーレスカメラXシリーズ用の交換レンズです。XCシリーズは最廉価モデルとなるX-Aシリーズのキットレンズとして発売されました。

 

フジフイルムには他にも高性能な望遠ズームの選択肢がありますが、一番安いXCレンズを購入しました。

スペック

焦点距離(広角) 50mm F値(広角) 4.5
焦点距離(望遠) 230mm F値(望遠) 6.7
フィルター径 58mm レンズ構成 10群13枚
手ぶれ補正 あり(3段分) 絞り羽根枚数 7枚(円形絞り)
最短撮影距離 1.1m 重量 376g

 

フジフイルムの望遠ズームレンズ 

 

フジフイルムには似た焦点距離の望遠ズームとして「XF55-200mm F3.5-4.8」というレンズと「XF50-140mm F2.8」というレンズがあります。 

 

FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS

FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS

 
FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR

FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR

 

 

しかしこれらの望遠ズームは非常に高く、初心者が手を出せる金額ではありません。XF50-140mmはF2.8通しというスペックもあり、希望小売価格は218,000円(公式サイトより)となっています...。

 

ということで「フジフイルムで望遠域を使ってみたい」程度の気持ちでレンズを探すと、必然的にこのレンズに行きつきます。私もそうですし。

 

しかし安いとなると画質が不安ですよね。

今回はそんな不安に答えようと思います。

 

先に言ってしまうとこのレンズ、かなり良いです。

 

今まで使っていたソニーAマウントで一番安い望遠ズームレンズと比べて、フリンジもなくピント面もシャープに写って感動しました!

 

この感動を伝えたいので記事にしました。

レンズ本体について 

 

望遠ズームのためある程度の大きさはありますが、プラスチック製の鏡筒やマウント部のおかげで、望遠ズームとしてはとても軽量となっています。

 

もともと機動性を意識して開発されたXシリーズは、このレンズと組み合わせても機動性を損ないません。

 

ただし、プラスチックマウントとなっているため、鏡筒を持たずにボディだけを持つとマウントの爪が折れそうで怖くなります。撮影時はもちろんですが、持ち運びの際もしっかりと鏡筒を持った方が良いと思います。

 

使い勝手 

X-E2でのXCレンズの使い勝手 

前回の XC16-50mm F3.5-5.6のレビューの時にはX-E2との組み合わせでは使いづらいと書きました。

segu-gadget.hatenablog.jp

 

しかしこのXC50-230mm F4.5-6.7に関してはあまり不便を感じませんでした。

 

というのも、私は望遠域を使う際は絞り優先オートで使うことが多く、マニュアル撮影はしません。この撮影法ならばダイヤルが1つしかないX-E2でも快適に撮影することができます。

 

マニュアル撮影を多用する予定の方には絞りリングのあるXFレンズをオススメします。 

レンジファインダーと望遠レンズ

もう一つ、X-E2のボディはレンジファインダー型となっており、望遠ズームが使いづらいです。

 

EVFを採用しているためレンジファインダー機の宿命である画角の問題はクリアしていますが、レンズとファインダーが一直線上にないため、少々違和感は残ります。

 

望遠を多用する予定の人はファインダーが中央(光軸上)にあるX-T2やX-T20、そして新発売のX-T100を買った方が幸せになれるでしょう。

 

作例

 

それでは作例を紹介していきす。

工場の煙突と煙

XC50-230mm F4.5-6.7 作例レビュー

230mm, F9.0, 1/1640, ISO200, Provia

 

これは新潟市東区にある工場の煙突を写した写真です。

 

ブログサイズでは分かりづらいかもしれませんが、手すりや網床までしっかりと解像しています。

 

コンパクトで軽量なズームレンズでさえこんなに解像するのは流石です。

五頭連峰を切り取る

XC50-230mm F4.5-6.7 作例レビュー

230mm, F6.7, 1/250, ISO200, Provia

 

我が家から見える五頭連峰の一部を切り取りました。

 

開放ながらこちらも解像感が高く、木々の一本一本や鉄塔が確認できます。

立体感のある描写ですね。

入船みなとタワーから望む

XC50-230mm F4.5-6.7 作例レビュー

50mm, F6.4, 1/600, ISO200, Classic Chrome

 

こちらは入船みなとタワーから山の下みなとタワーを眺めた写真です。

間の信濃川を渡るのは佐渡汽船の高速カーフェリー「あかね」です。

 

ピントは奥の山の下みなとタワーですが、一段以上絞っているためか非常によく解像しています。

軒先のつらら

XC50-230mm F4.5-6.7 作例レビュー

230mm, F6.7, 1/400, ISO200, Provia

 

こちらは今年の1月に車庫の軒先で撮った一コマ。

望遠端かつ開放での近接撮影となったため、背景の雪がボケています。

 

それなりに被写体に寄れるため、望遠端では背景をぼかした表現が可能です。

そのうえピント面はシャープなため、淡麗かつ柔和な写真表現が可能となります。

朝焼け

XC50-230mm F4.5-6.7 作例レビュー

50mm, F8.0, 1/160, ISO1250, Velvia

 

最後に紹介するのは冬の朝焼けです。

 

この日は単焦点ではなくXC50-230mmをつけていたため、レンズ選択を失敗したと思いながらこの写真を撮りましたが、PCで眺めて驚きました。

 

ズームレンズとは思えないキレの良さと色再現性です。電波塔の鉄骨さえも解像していますし、朝焼けの繊細なトーンのつながりも再現しています。

 

レンズの性能とフジフイルムのフィルムシミュレーションのおかげで美しいトーンを切り取ることができました。

 

まとめ

 

今回はフジフイルムのXシリーズの交換レンズであるXC50-230mm F4.5-6.7を紹介しました。

 

安価ながらも実力を兼ね添えた望遠ズームレンズ。フジフイルム機で望遠の入門をするなら必携です。

 

また現在は新型が出ています。見分け方は、レンズ名のOISの次に「II」がつくかどうか。

 

新型は手ぶれ補正が0.5段分強くなったらしいですが、中古で買う際の値段5000円くらい違うようです。0.5段分の補正なら誤差の範囲なので、今買うなら安い旧型がオススメです。

 

 一本持っておいても損はないXCレンズ。普段は望遠域を使わないという方も試しにいかがですか?意外とよく写りますよ。

 

それでは!