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【作例レビュー】XC16-50mm F3.5-5.6 OIS 安くても実力派!富士フィルムのキットレンズをレビュー!

こんにちは!

Apple&カメラ大好き大学生のせぐです!

 

今回は、富士フィルムXマウントで一番安いキットレンズ XC16-50をレビューしようと思います!

 

今回の記事では、XF18-55との違いやXCレンズの使い勝手を紹介します!

 

XC16-50mm F3.5-5.6 OIS レビュー

 

フジフイルム XC16-50 3.5-5.6について

 

このXC16-50というレンズは、富士フイルムが販売するミラーレスカメラXシリーズ用の交換レンズです。最廉価モデルとなるX-Aシリーズのキットレンズとして発売されました。

 

私の所有するX-E2のキットレンズは「XF18-55」というワンランク上のズームレンズとなりますが、私はそれよりも安いXCレンズを購入しました。

スペック

焦点距離(広角) 16mm F値(広角) 3.5
焦点距離(望遠) 50mm F値(望遠) 5.6
フィルター径 58mm レンズ構成 10群12枚
手ぶれ補正 あり 絞り羽根枚数 7枚(円形絞り)
最短撮影距離 30cm 重量 195g

 

表からわかるように、焦点距離が16mmから始まっており、35mm換算では24mm-75mmの標準ズームレンズとなっています。

XF18-55と比較(焦点距離

Xシリーズ内で似た焦点距離のズームレンズとしてXF18-55があります。

 

XF18-55は18mm(35mm換算27mm)始まりなのに対し、XC16-50は16mm(35mm換算24mm)始まりとなります。

 

そのため広角の焦点距離にこだわりたい方はXC16-50がおすすめです。

 

またXF18-55と比較した際、XCレンズはF値が大きく(暗く)なってしまいます。しかしXシリーズはAPS-Cのカメラの中では高感度に優れているので、暗い場所でもISO感度を上げて対応することができます。

 

また、両レンズとも手ぶれ補正がついているため、暗いところでも歩留まりを上げることができます。

XF18-55と比較(描写)

描写に関しては、XF18-55を使ったことがないため比較できません。

しかし、XC16-50を使っていて描写に不満を感じたことはありません

 

キレッキレの描写を求めるなら単焦点になってしまいますが、XCレンズも「鑑賞に耐えない」ほど酷くはありません。

 

またこのクラスのズームレンズでは珍しく、XC16-50は花形フードを採用しています。

 

レンズ本体について

 

それでは作例の前にレンズの見た目を紹介します。

広角端

XC16-50mm F3.5-5.6 OIS 広角端のレンズ長

 

広角端ではこのような長さになります。

フードを取り付けると長く見えますが、外した時のコンパクトさは素晴らしいです。

 

これで16mmから50mmまで使えるレンズと考えるとかなり優秀だと思います。

望遠端

XC16-50mm F3.5-5.6 OIS 望遠端のレンズ長

 

続いてこちらが望遠端の時の長さです。

広角端の長さの倍くらいの長さとなります。

フード収納時

XC16-50mm F3.5-5.6 OIS フード収納時のレンズ長

 

フードを逆付けして収納する時はこのようになります。

このレンズは広角端ではかなり短くなるため、フードを逆付けしてしまえばかなりコンパクトになります。

 

もともと機動性を意識して開発されたXシリーズは、このレンズと組み合わせても機動性を損ないません。

X-E2での使い勝手

実を言うと、X-E2と組み合わせて使うときには不便を感じます。

 

私はマニュアル撮影をすることが多いのですが、このXCレンズには絞りリングがありません。そのためボディの背面ダイヤルでF値を変更します。

 

しかしSSを1/3段ずつ微調整したい場合にも、X-E2では背面ダイヤルを使います。

そのためXCレンズを使う際は、SSとF値のどちらか片方しか変更できません。

 

そのためマニュアル撮影をする機会の方が多いという方は、絞りリングのついたXFレンズの利用をおすすめします。

 

作例

 

それでは作例を紹介していきす。

冬鳥越の車内

XC16-50mm F3.5-5.6 OIS 作例

 

これは加茂市の冬鳥越にある蒲原鉄道の車両内を写した写真です。

広角端の16mmで撮りましたが、直線が歪むこともなく、でもしっかりと広角を感じさせる写りをしています。

広角では焦点距離1mmの違いも大きな違いとなってしまいます。18mmだともう少し狭いので、迫力が少し弱くなります。

加茂川の鯉のぼり

XC16-50mm F3.5-5.6 OIS 作例

 

加茂川に架かる鯉のぼりを写しました。

こちらも河川敷を見ればわかりますが、かなり広く切り取っています。

よく見れば対岸が少し歪んで見えますが、構図次第で気にならないようにすることができます。

美人林

XC16-50mm F3.5-5.6 OIS 作例

 

こちらは十日町市の美人林を切り取ってきた写真です。

これが一番広角だと感じさせる作例になっていると思います。

 

地面すれすれの高さから煽ってとったため、木々がぐにゃりと湾曲して見えますし、木の上の空まで切りとっています。

 

このように構図を工夫すれば魚眼レンズのような作品作りもできますよ。

上堰潟公園の桜と菜の花

XC16-50mm F3.5-5.6 OIS 作例

 

こちらは新潟市の上堰潟公園で切り取った春の一コマ。

今度は望遠端(50mm)で撮っています。

 

このレンズの望遠端ではF値が5.6となってしまいますが、背景との距離を考えることでしっかりとボカすことができます。ボケ味も自然で、雑味がありません。

 

一眼ならではのボケを楽しめるという点でも、このレンズは優秀です。

上堰潟公園の藤

XC16-50mm F3.5-5.6 OIS 作例

 

最後に紹介するのは藤の花です。フジフイルムだけに。

この写真も望遠端(50mm)で撮っています。

ご覧のようにピントが合っている面とボケている面がしっかりわかります。

線ボケになってざわついているところもありますが、前ボケも後ろボケも綺麗に見えます。

 

まとめ

 

今回はフジフイルムのXシリーズの交換レンズであるXC16-50 3.5-5.6を紹介しました。

 

安価なキットレンズながらも写りは悪くありません。むしろワンランク上のズームレンズと比べても、16mm始まりの焦点距離など勝るとも劣りません。

 

もしXF18-55と悩んでる方がいれば、お値段も安く広角端が広いXCレンズもおすすめです。高級感はありませんが撮れる画はいいですよ。

 

また、今ではこのレンズの新型(XC16-50mm F3.5-5.6 OIS II)が出ています。こちらはより最短撮影距離を短くしたためテーブルフォトに強くなっています。少し高くなりますが、こちらも予算と用途を考えてご検討ください。

 

それでは!