【実機レビュー】ASAHI PENTAX SPレビュー!ペンタックスを知らしめた昭和の名カメラ!
こんにちは!
Apple大好き大学生のせぐです!
最近,本業である大学や就活で忙しく,更新ができていません。
毎日更新すると宣言したのにすみません…
できる範囲で頑張ります!(おい)
ということで今回は私が所有しているカメラを紹介しようと思います!
今回ご紹介するカメラは…
ASAHI PENTAX SP
こちら!旭光学(現在はリコーペンタックス)のペンタックスSPです!
1964年に作られたレトロなカメラです!
当時はサラリーマンの初任給2ヶ月ぶんの値札がつき,日本中のお父さんの夢だったようです。
最近はインスタ等のSNSでもちょっとしたブームとなっているレトロカメラ。
今回はペンタックスのカメラをいろんな方向から眺めてみましょう。
使い心地
それではここで、このカメラの使い心地をいくつかに分けて紹介します。
所有欲を満たす重さ
このカメラを最初に持った感想は「ずっしり重くて中身がギュッと詰まってる感じがする」でした。現代のカメラではプラスチックを多用したボディが主流で,一部の高級機のみフルマグネシウムボディを採用したりしています。それに対してこのカメラはボディが全て真鍮製でとても重いです。しかし重いからといって不便ではなく,所有感を満たしてくれる重さだと思います。
大きく明るいファインダー
この機種の最大のよさはファインダーにあると思います。最近のAPS-Cデジタル一眼では倍率も小さく,キ◯ノンのKissなどは小さな覗き穴でしかありません。それに対してフルサイズであるこのカメラでは本当に大きく明るいファインダーが広がっています。というのもかつてのカメラはフォーカスもマニュアルであり,当時の一眼レフにはMFのやりやすさが求められました。そこでこのカメラでは標準である55mmレンズ装着時に倍率1.00倍を誇るファインダーを持っています。非常に大きく明るいファインダーに大口径のレンズをつけた時の気持ち良さは現代のどのカメラにも負けません。
フィルムマニュアル撮影のコツ
またマニュアル露出のコツとして,かつて「センパチ」という言葉がありました。これはISO400のカラーネガフィルムを入れた時に,晴れの日はSSを1/1000,絞りはf8.0にすると適正露出を得られることに由来します。日陰と曇りではここから2段分明るくすると良いと言われています。露出の段については他サイトを参照ください。このやり方さえ覚えればマニュアル露出も簡単ですよ!
PENTAX SPが生まれた当時の背景
このカメラは瞬く間に世界中で大ヒットし,あのビートルズのメンバーたちも日本公演の時にお土産として買って帰ったと言われています。今となっては一般的なミラー付きカメラ(一眼レフ)ですが,1960年代以前はライカなどのレンジファインダーカメラが主流であり,このスタイルは当時最新の機構でした。
最近のカメラと比べればレンズマウントもくるくる回して装着するネジマウント(M42マウント)ですし,露出設定も全てマニュアルですが,一眼レフカメラを量産できるようになった日本の産業発展を世界中へ知らしめた,記念碑的なカメラと言えるでしょう。
なぜ今このカメラなのか
今となっては撮るのに時間がかかる上にフィルムにかかるお金も高いです。
しかし,簡単に写真が撮れるようになった今の時代こそ,ゆっくりと被写体と向かい合う姿勢を学べる,良いカメラだと思います。
一眼レフとしてはお手頃価格で買えますし,私のように機械いじりが好きな方なら自分で修理できます。
(自信のない方はサポートがちゃんとしたお店で買いましょう😅)
もし古いカメラを使ってみたいと思ったら,安くて気軽に始められるので「壊れてもいいや」の気分で手を出してみてもいいのではないでしょうか!ハマれば底なしの沼に浸かりますよ(笑)
まとめ
ということで,今回は54年も昔のカメラを紹介しました。
昔のカメラは露出もフォーカスも手動ですが,そのぶん使いやすいように作られているのを実感します。特にファインダーの大きさや明るさは,現代のカメラでは並ぶことができません。APS-Cのデジタル一眼の小さなファインダーに慣れた人にこそ使ってほしい一台です。
次回はこのカメラで撮った写真でも紹介しましょうかね!
それでは!